別府温泉名物・お土産に最適
別府温泉ぶたまん
別府温泉ぶたまんは、
別府八湯のひとつ「鉄輪温泉」の飲用温泉水を皮にたっぷり練りこんだ、
ちょっと珍しいぶたまんです。
大分県の中心部、山と海に囲まれたここ別府市は、
言わずと知れた日本有数の温泉地。
白く温かい湯けむりが穏やかに立ち上る景色は、
いつ見ても、心温かく感じられます。
この地で40年、愛され続けてきたぶたまんの店がありました。
その店でぶたまんを一筋に作り続けてきた職人は、
いつか、湯の町別府ならではの豊かな恵みを活かしたぶたまんを作ってみたい、
そして、この地でぶたまんを一緒に育んでくれたお客様に
もっと喜んでもらいたい…と考えていました。
別府市は湯量・源泉数ともに日本一。
その別府の温泉水でぶたまんを練ってみたらどうだろう。
そんな想いから、こだわりのぶたまんに合う、温泉水を探す日々が始まりました。
飲用温泉を調べ歩き、
いろんな温泉水の香りをかぎ、飲み比べてみる。
いけると思えば、塩や水の分量を変えてみては生地を練って、蒸してみる。
温泉水を含んだ皮のしっとり感、具との相性、口にしたときの香り…。
納得行く温泉水に出会うまで、何度も何度もぶたまんを作りました。
そして分かったのは、一口に温泉水といっても色んな個性があるということ。
香りのきついもの、飲んだら美味しいけれど、ふっくらとならないもの…。
自分のぶたまんに合う温泉水はあるのだろうか?
少し不安になりながらも、どうしても作りたいという一心で探し続けました。
そんな話を株式会社クリエイツ.にしたのがきっかけで紹介されたのが、
鉄輪温泉にある別府旅館「湯元美吉」の敷地内から湧き出る温泉水。
この温泉水は、口当たりがとろんとまろやか。
それだけでなく、炭酸水素イオンが身体にも良いという優れたお水。
ナチュラルミネラルウォーターとして、地元の人に愛されているお水でした。
早速工場へ帰って、生地を練ってみました。
40年ぶたまんを練り続けてきた職人が、
今までにないしっとり感を指に感じました。
ぶたまんの風味を活かしながら、皮を、よりしっとりもちもちにしてくれる。
職人は、やっと「これだ!」と思える温泉水にめぐりあったのです。
素材にこだわり丁寧につくり続けてきたぶたまんと、良質な温泉水。
「幸崎のぶたまん」と「湯元美吉の温泉水」の出会いで
またひとつ別府に名物が生まれました。
温泉水を練りこんだ皮は、ふっくらもちもち。
こだわりの具は、新鮮なキャベツ、ニラ、タマネギと豚ミンチ。
ひとくち食べるとふわっと広がる野菜の甘さに、「もう一つ!」と食べたくなる、
そんな優しいおいしさです。
保存料なども無添加なので安心・安全。
ひとつひとつ手包みで、素朴な味に心を込めて蒸し上げました。
別府の湯けむりを見上げる工場で、
今日も職人は別府温泉ぶたまんを練っています。
そして納得のぶたまんに、「よし!」と誇らしげにしるしを押すのです。